えびねこ日記

EBiDANのおたくが好き勝手に喋るブログです

2023/04/16

2023年4月16日、朝。

早く来てほしくて仕方なくて、でもずっと来ないでほしいと願っていたこの日を迎えました。

 

0年0組から、「龍宮城」という新しいグループが誕生しました。

7人の、そしてプロデューサーであるアヴちゃん(ぁゔち?)の、個性がぶつかり合い、溶け合い、高みへ昇っていくような、美しくて最高のグループになると確信しています。これからが楽しみで仕方ありません。でも今、この素敵なグループが誕生した喜びでいっぱいの私には、もうひとつ大事な気持ちがあります。

 

わたしは、0年0組でSHO-Kくんという男の子を応援していました。Hulu完全版を追い始めた2話からずっと、SHO-Kくんのパフォーマンスに見惚れ、SHO-Kくんのデビューを切に祈り、この先始まるであろう幸せな日々に想いを馳せて過ごしていました。

そのSHO-Kくんは、龍宮城のメンバーに選ばれませんでした。

悔しさに打ちひしがれ、怒りをたたえた目を、わたしはまだ本当の意味で直視できていません。映像は見たけど、何も理解できませんでした。ただ私の眼球が、スマートフォンに映った映像の光を視覚情報として受け取り、その情報が記憶として刻まれたまま。私の脳はまだ、あのSHO-Kくんの表情を「観れて」いません。

 

SHO-Kくんはダンススキルが高く、生徒紹介では「クラスNo.1ダンサー」という肩書がついていました。

でも私は、彼の歌声が好きでした。いえ、好きなんです。生まれ持った温かみのある響きを持った声と、ダンスで培った表現力から生まれる歌声は、私に新しい景色を見せてくれました。私はこの先、ことあるごとに勝手にしやがれの憂いのある色気を帯びた歌いだしを思い出すのでしょう。高音が苦手と言いながら繊細に創り上げたSeasons of Loveを思い出すのでしょう。RONDOの美しいファルセットを思い出すのでしょう。彼の歌が、わたしの心に深く染み入っていると感じます。

そして、SHO-Kくんは愛の人でした。周りへの思いやり、愛情が垣間見える度に、画面のこちら側の私も幸せな気持ちになりました。3話でSくんの話をする時のふにゃりとした笑顔を見て、この人を見つめていたいと感じました。脱落者の発表の時にぐしゃぐしゃに泣く泣き顔が、美しくて好きでした。インスタの投稿やコメントへの反応を通じてファンにも愛情を振りまいてくれる姿を、尊敬していました。

 

私が知っているSHO-Kくんは、そんな人でした。その人が、絶望、悔しさ、怒り、憎しみ、悲しさ、哀しさ…色々な負の感情をごちゃ混ぜにしたような瞳で佇んでいたことが、まだ消化できていません。

SHO-Kくんは垣根を飛び越えて私達にも愛情を分け与えてくれていたのに、あの瞬間のSHO-Kくんに私がしてあげられることは、ひとつもありませんでした。

 

今日はこのあと、もう一度卒業式のシーンを観ようと思います。まだ観れていないメモリアルムービーも、観るつもりです。そういえば、メイキングもまだ最新のもの観れてないな。

そんなコンテンツたちをひとつひとつ受け取って、私も、前に進んでいきたいです。

SHO-Kくんからもらったたくさんの愛を抱きしめながら、いつかこの愛を少しでも返せる日を信じて。