えびねこ日記

EBiDANのおたくが好き勝手に喋るブログです

ギーツ最終話の感想を残しておきたい

こんにちは。ねこです。

幼少期からアニメ等の子供向け番組にほとんど興味を示さず志村どうぶつ園とMステとフレンドパークを愛して育ってきた私ですが、一年前に推しグループの原因は自分にある。から杢代和人くんがグループ活動を休止し仮面ライダーになるという大イベントが発生し、20代にして人生で初めて仮面ライダーを視聴し始めました。なんだかんだでドハマりしてTTFCにまで加入し、リバイスとエグゼイドを観たので「仮面ライダーの最終回」というものを観るのは今日で三回目だったのですが、一年間リアタイしてきて迎える最終回は初めてだったのでその新鮮な感想を残しておこうとこの文章を書いています。あと普通に言いたい事が多すぎた。

先に断っておきますがこれは「仮面ライダーギーツ全体の感想」ではなくあくまで「仮面ライダーギーツ最終回の感想」であり、そのためネタバレもゴリゴリにしております。大丈夫な方だけ先に進んでください。

 

■以下、ネタバレ全開でひとつひとつのシーンを振り返りながら感想などを話していきます(可能なら映像を一緒に見ながら読むとわかりやすいかも)。語彙力がないので同じ言葉を多用してるかも。■

前回のリフレイン、ツムリの英寿狙撃シーンからスタート。後のシーンでわかる通りこの時のツムリは操られている訳だけど、「ごめんなさい、英寿」という言葉は白黒ツムリの人格が発しているとしか思えない言い回し。行動は白黒の意思に反したものなのに自然にこれが出てきちゃうところで「このツムリは完全に黒に乗っ取られている訳ではなく、あくまで黒と一体化してしまっただけなんだ」ということをわからせられるのが辛い。英寿もそれがわかっているから大人しく撃たれたわけですしね。はぁ。っていうか結局英寿とツムリの関係性に名前が付けられないのがすごく好きだったな。家族(仮)でもあり、戦友でもあり、創世の力を持った苦しみがわかる者同士でもあり…そして決して恋愛という枠にはまる素振りを見せない所が良かった。ありがとうございました。ここまで熱く語ってまだ30秒しか経ってないの何?書き終えられるか心配になってきた

そしてそのままどうなったかは描かれないまま、桜井姉弟のそば店シーンへ。あれだけの怒涛の時間を経ても、結局変わらずにたぬきそばを愛する弟と祢音ちゃんを愛する姉。この何気ない日常が最高にハッピーなんだってことを痛いほど感じて、はぁ、本当にお姉ちゃんが復活してくれてよかった。そして、お姉ちゃんのスマホ画面からそのまま祢音ちゃんのシーンに転換。ひさしぶりの配信で鉄板曲の踊みたを出すあたり、ファンの需要をしっかり理解しているトップインフルエンサーで最高。そして、撮影する男性の手を意味ありげに映すカット。これ最初見た時真剣に「心からわかりあえて本当の幸せを手に入れた鞍馬ファミリー、家族ぐるみで祢音TVの運営始めたんかな」って思っちゃったよ。もう祢音TVで家出配信される日は無いのか…と視聴者でもないのに何故か少し寂しくなった。いいことだけどね。しかし結局パパの姿が映らなかったので「これ…パパじゃ…ないな…?」と察して心臓破裂しそうになった。

そこから神社のシーンへ。ジーン、初登場時はこんなに重要キャラになると思わんかったしこんなに好きになれると思わんかった…そして久しぶりのコイン登場。エモが襲い掛かる…あったなぁ…。とか思ってたら石になったバックルが祀られた祠に「英寿」とか言い出して「やっぱりもう英寿はいないんか!?」と悲痛な叫び声をあげてしまった。そして静かに入るタイトルロゴ。そしてツムリの登場。「浮世英寿様を忘れてしまっても」というワードに再び打ちのめされるハピエン至上主義の私。ツムリの覚えていたいという言葉、「英寿の功績を残したい」という思いと「自分が起こしてしまったことへの罪滅ぼし」の思いが混ざりあってるかと思うと涙出る。

さて場面は変わって建設現場。そういえば道長くんってそういうお仕事されてる方だったわ…!建設のお仕事って上下関係とか礼儀とか厳しいと思うけど、それでも色々な人を受け入れる温かさがあるから道長が(ジャマト化してる時とかに)長期間ばっくれててもまた戻ってきたら受け入れてくれたんだろうな。良い職場だね。そして、前は付き合い悪かった道長が先輩からのご飯のお誘いに「ぜひ」と返してる~!!しかも心底嬉しそうに。はぁ。こっちも嬉しいよ。きっと昔の道長くんは透が全てだったんだろうけど、こうして今の現実に透以外の人との繋がりを作れたの、めちゃくちゃ成長だよな。そして透とのことに整理がついたことも改めて感じられ、涙。とか言いながら泣いてたら神社のシーン戻ってきちゃった。実はタイトル出る前のところで景和→祢音と出して道長が出なかったからワンチャン道長だけは英寿のこと覚えてるんじゃないかって一瞬期待しちゃったけど、ここで道長もほか2人と同じなんだな…と実感した。寂しかったけど本人の幸せ的には日常に戻っている方がいいよね。もう何も背負わなくていいよ。

さて、「ギーツの神話を忘れない」というジーンの言葉が引き金となりツムリの回想へ。まぁ何となく察していたとはいえ突然英寿に銃を向けたのは黒ツムリに操られていたからと判明。ここのシーンについてはさっき書いたので省略します。スエルと黒ツムリが去っていくなか、力なく英寿に近づき静かに泣くツムリとここまで来ても起き上がらない=本当に死んでしまった英寿が悲しい。

…こんな悲しい気持ちになっている中突然ひまわり組ジャマト出すのやめてくれんか!?!?温度差!!!とか言っていたら浮世英寿の死亡宣告。そしてそれに動揺するメンバー(運営が言うところのノイズ)の皆さん。っていうか道長の反応見せてよ。オタクは泣きました。こんな時まで仲間外れにせんくてもいいじゃん。もう最終回だよ。

さて、泣き崩れるツムリに語り掛ける英寿(思念体のすがた)。「もう行かないとな」で「本当に死んじゃったんだ…」と本日何度目かわからない悟りをし、悲しみに暮れる私(あまりにも諦めが悪い)。余談ですけどこの生き残っている味方に死んだ人間が語り掛けるシーン、めちゃくちゃジョジョの退場シーンを感じて辛かった。ジョジョはね、こうやって死者の魂が語り掛けてきて、なんか清々しい顔で天に昇っていっちゃうんですよね…。それと重なったから余計に「死」の演出として受け取ったんだと思う。

ショックを引きずる間もなくタイクーン・ナーゴVSスエルの戦闘シーン。スエルに圧され気味になりながらもさすが強化フォーム。ブジンソードの刃やファンタジーの剣がスエルに当たっている描写もあってこのふたりも強くなったのだなぁとしみじみ。ただ、時を操る能力の前では無力。アーッこういう所もジョジョ…。結局時を操れるって最強ですよね的なことを荒木先生がどこかで言ってた気がする。そしてバッファが壁からカットイン。この暴力的な脳筋さが好きだ。「やってみなければわからない」という言葉はずっとギーツに噛みついてきた彼らしくて泣ける。ってかジャマ神フォームやん!勝てる!と思ったのもつかの間、時を戻され無力化される3人。道長の「え」の素朴さにこんなシーンだけどにっこりしてしまった。こういう所が彼が愛される所以なんですよね。絶体絶命のピンチ…!で神社の会話に飛ぶ。ギーツだけでなく、ほかのライダーもいたからこその今がある…という語りから、再び懸命にスエルに立ち向かう3人のシーンへ。願う気持ちこそが大切、というのはこの時代の人間だからこそわかる価値…なのかな?何なら未来なんて「思い通りにデザインできる」ぶんだけ願いなんてさらに重要では?と思ったけど、当たり前に叶いすぎて大切だとかそういう考えが抜け落ちているのかも。みんなが語り掛けるのに呼応して聞こえてくる英寿の声。ここで振り向く3人を見ながら、たぶん私も同じ顔してた。だって散々死んじゃった演出してきたじゃん…!聞き覚えのあるエンジン音と共に颯爽とスエルを撥ね飛ばしたのは、真っ赤なバイクにまたがった白い狐のライダー。ギーツ初期フォームだぁぁぁぁ!!!!!(大号泣)(さっきから何回か泣いたとかそういう誇張表現を使ってきたけどここはさすがにリアルに泣きました)やっぱり一番格好良い。格好良すぎる。

…って泣いてたんですよ。本当においおい泣いてた。んだけどさ、「神様だ。」は反則だろ。高橋脚本の神様なんて、そんなの某ゲームマスターがちらついちゃうじゃん。さすがに笑っちゃってちょっと申し訳なくなっていたら3人も「神様!?」ってコミカルな反応してくれて救われた。そしてここで「覚悟」の真相が明らかに。「いつ死んでもいい」っていう覚悟じゃなくて、「神になる」という覚悟だったのね。これは前話で「お前の敗因は人間でいようとしたことだ」という旨をスエルに言われたことへの強烈なアンサーでもあって、「人間だったから殺されて敗北した」訳ではなく、「神となる覚悟を決めたから肉体が滅んでも終わりではなく、むしろ世界を救うことに一歩近づいた」という事なのね…。すごい…。そして3人の”願い”を聞き入れ再びベルトとバックルを与える…初期フォームで…!祢音ちゃんの「変身ッ!」の言い方以外は懐かしい初期に戻り、そして流れ出す主題歌…最高だよ…!(CV:ジーンor鈴木福)ここからの戦闘が本当に見事で、ずっとわくわくが止まらなかった。美しいリボルブオンも、バックルの特性を生かした攻撃も、道長の「お前をぶっ潰して」も、全てが…!そして2人の攻撃がぶつかり合って大爆発が起こった後、ただ一人立っていた人影は…まさかのスエル!絶望しかけたそのとき、スエルは内側から破壊され、仮面の下から現れたスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ。このトンチキタキシードも見納めと思うと寂しいわね。

そして鐘の音とともに、(一応本編中ではと断っておきますが)最後の世界改変が。ライダーが元の人間の姿に戻るのを見て喜ぶジャマト、かわいい(お前たちは浄化されないんか…)。ウィンの兄貴が英寿のおかげだとすぐに言う所に信頼を感じて胸が熱くなる…。デザイア神殿ではサマスがお手本のような悪役のうろたえを見せる。やっぱりお前はプロデューサーの器じゃねぇよ…となり、今は亡き最強のプロデューサー、ニラムを懐かしく思うなど。ギロリがクソ運営と共に消滅してしまったのは悲しいけど、彼は自分も消えるべき存在だと、間違っている存在だと悟りを開いてしまっているんだよな…。そんなギロリさんの馬鹿真面目なところが好きでした。

そして、3人と英寿の対話。「忘れるに限る」という言葉も懐かしいものだけど、ずっとこの苦しみを忘れずに英寿に食らいついてきた3人なんだよな。化かすのも大概にしろと憤る3人を嘲笑うように背後に現れ、狐だからなと不敵な、と言いつつどこか親しみも感じる笑みで、でも最後まで格好つける英寿は本物のヒトならざるものだと感じました。3人もそれがわかってて「こいつなら仕方ない」という顔をするのが愛おしい。切ないけど、美しいな…。

またまた神社に戻り、ジーンが新たなデザグラを始めるという話に。あれは創世の女神がいなくても成立するんか…?と疑問に思ったけど、そういえば最初のミツメがナビゲーターだった時は女神なんていなかったんだよな。ナビゲーターを依頼されたツムリがほっとしたような顔で快諾するのが美しい。やっぱりナビゲーターが天職なんだね。その時はジーンがプロデューサーなのかな?それともゲームマスター?なんにせよ、エンタメ満載の楽しいショーになりそう。去っていくジーンを小さく手を振って見送るツムリはやっぱり可愛い。そして一人になったツムリは絵馬のもとへ。そこにはさまざまな人々の願いが…ここからの演出、大好き。

ウィンは一度諦めたパンクロッカーの道を再び目指すことに。TTFCのスピンオフを観ている身としては色々なことを考えちゃうけど、そんなこと関係ないくらいウィンは音楽が、パンクロックが好きなんだな。絵馬の文字の曲がり具合がパンクで最高。五十鈴大智は本格的に植物の道へ…?と思ったら、まさかのジャマトの頭のお花。服装、完全にアルキメデルさんになってて笑う。ジャマトを育てると結局こうなるんか…まぁ、自分に懐いてくれるしかわいいお花咲かせてくれるし、そりゃかわいいよな。そう…なんだな!(無理やり納得した絵文字)五十鈴大智の思う「小さな幸せ」は、ジャマトとともにあるの、めちゃくちゃ面白いけど普通にアツいな。悪だと思っていたものも善になりうるって、大事よね。X(旧Twitter)で五十鈴大智とジェラミー(キングオージャーの登場人物で、敵であるバグナラクと人間のハーフ。)を重ねるコメントを見たけど、めっちゃなるほどなになった。絵馬に「共生」を大きい字で書いてるのも良い。

そして、道長~!!何か食べて、険しい顔でうんうん頷いてる…!それを「美味そうに食う」って言ってくれる先輩、道長のことわかってくれてて最高。そしてね、道長くん。牛は草食だよ…。まぁ、いっぱい食べるの方にかかってるんだろうけどね、かわいいね。「みんなで食うと、美味いだろ」という言葉を少し噛みしめてから「はい!」という道長、何を考えたんだろうな。一人の孤独とか、そんな中でも手を差し伸べてくれた人達のこととか、そんな彼らと仲間になったこととか、英寿とご飯食べた時のこととか……はぁ、本当に、道長くんが幸せになってくれて、良かった。本気で最終回まで生き残れないだろうなって心配してたから…。私も道長くんのために肉焼いて勧めるおばさんになりたい人生でした。そして、ここまで色んな人達の中で幸せそうにしていた道長が願ったことが、まさかの、「うまい肉を食う。」なの、なんなんだ、可愛すぎる。こういう些細な幸せを、願えるひとになったの、うれしいね。21だとまだまだ食べ盛りだよね…。あと、絵心ない芸人のくせに字はわりと綺麗なの何?おもしれー男。

そして、弟作のお弁当に舌鼓を打ち、祢音ちゃんの供給に沸き、思っきし強欲に絵馬に願いを書きまくる沙羅さん。なんか絵馬に書くようなもんじゃない願いまで入ってるの愉快だな。こういう女子いるよね、大好き。まぁ推しと結婚して10キロ痩せたいレターさんに比べたら推しとショッピング行きたくて5キロ痩せたい沙羅さんは可愛い方かもね。からのからの沙羅さんの推しこと祢音ちゃん。謎の男、やっぱりキューンだった~!!!顔が見える髪型になったのは祢音ちゃんを真っ直ぐ愛する自信を持ったことの表れなのかな。久しぶりに見たけどやはり顔が良い。二人の空気感が相変わらず遠慮無いの良いな~と思ってたら照れキューンが出てきて爆散。可愛すぎる。そしてこの様子を見せたあとに出てくる願いが「白馬の王子様をつかまえる。」なの、エッ!?!?「つかまえる」なのがいいよね、もう祢音ちゃんは受け身じゃないんだ。しかも今横にいる顔だけは良い王子、祢音ちゃんから捕まえないと一生進展しなさそうだしな…。

そして景和。警察官になるため勉強してるっぽい。「世界平和」の願いは最初と同じだけど、ただ漠然とそれを願っていたポンコツ就活生の頃とは明らかに違う顔つきで、まっすぐ具体的な目標に向かって進んでいるのが嬉しい。そしてそのお守りになっているのがIDコアなの、いいわね…。そして絵馬が映り、それを眺めているのは英寿!英寿がずっとみんなの幸せを応援していて、それが彼の幸せなんだということを爽やかに伝えてくれているのが本当に嬉しかった。ちょっと前に「本当に英寿は死んじゃったんだ…」って落ち込んでた私に教えてあげたいよ。ずっと英寿は生きてるよって。このENDが本当に綺麗なハピエンになってしまうの、すごい作品だな。そして、最後のDGPルールも希望があって嬉しかった。ハァ、良いラストだった。

…で、終わらないのが仮面ライダー。次のガッチャードに続いていくのよね!ホッパー1の声が可愛すぎてにっこり。そして宝太郎役の本島くん、この時期にしては演技上手くありません?英寿と違って等身大で演じやすい役という事を考慮しても上手いと思う、また1年楽しみです。それを見送る英寿、もとい簡秀吉さんは本当に良い顔つきになった~!感慨深すぎる。改めて、1年間お疲れ様でした。

 

と、いう訳で、30分にも満たないのに話したいことがありすぎた。そしてこれを書くために少しずつ止めながら、巻き戻しながら観て、改めてスーパーハッピーエンドだな!の気持ちになりめちゃくちゃ嬉しくなりました。素敵な作品に出逢わせてくれた杢代くんには感謝してもしきれません。この御恩はこれからもげんじぶを推すことで少しずつ返していきます。グループ活動復帰ありがとう~!!!あとVシネめちゃくちゃ楽しみです!!!!

あー、幸福。特撮ファンになれてよかった。